気温を測定し始めたのはいつ?
こんにちは。杉並台教室の宮﨑です。
11月になったのにまだまだ暑い日が続いていますね。
東京では100年ぶりに11月の最高気温を更新したそうです。
おまけに11月に夏日が3日あるのは、観測史上過去最高らしですよ!
ところで、いつから温度を測っているのでしょうか?
今のように温度の観測を始めたのは1875年(明治8年)、内務省地理寮構内(現在の港区虎ノ門、ホテルオークラあたり)だそうです。
すごいですね!明治になってまだ8年です!
10年前は武士がまだチョンマゲに刀を差して歩いていた時代です!
そう思うと明治維新は本当に日本人の生活を180度変えるくらいの文化的発展ですね。
ちなみに温度計を最初に発明したのはガリレオ・ガリレイ(16世紀)で、
日本で初めて温度計を作ったのは平賀源内(1765年)と言われています。
どちらも発明家として有名ですよね。温度計まで作っていたなんて驚きです!
ガリレオの発明した温度計は今ではインテリアとしておしゃれなお店に置いてありますよ。
現代では、温度計のない時代の温度を調べる際に千年~二千年程度の範囲では木の年輪の幅から推定したり、
もっと昔、数万年前の気温を調べる場合は南極の氷や動植物の化石、陸地や海洋の地層の中にある堆積物から調べるそうです。
また、どのような農作物が取れた、いつごろ氷が出来た、人々の服装はどうだったなど、
古文書の記述からも大雑把ですが気温の把握をしているそうです。
ひょっとして、誰かの日記かもしれないですね。
昔は「暑さ寒さも彼岸まで」と言われていたのですが、
ここ数年は彼岸を過ぎていますね。春も秋もなくなっているみたいな季節です。
明治時代の人は100年後にこのような季節になるとは思ってもみなかったことでしょう。
これから100年後はどうなるのか心配です。
明日からは急に寒くなるようですから、温かい服装で、
皆さん体調には気をつけてくださいね。