こんばんは。泗水教室から山浦です。
多くの生徒にとって,科目には得意・不得意があります。
国語が苦手という生徒がいます。
国語のアップはなかなかむずかしいとよく言われますが,
あきらめたり,悲観的になる必要はありません。
実は,国語の文章題(特に説明文・論説文)の答えは80%以上が問題(文章)の中に書かれているのです。
国語のテストとは文章の中から答えを探す作業だと言えます。
問題の中に答えが書いてある科目は国語だけです。
この「探す」という訓練をすれば,自然に国語の得点力はアップします。
では「探す」力をつけるにはどうすればいいか?
作業をしながら読むことです。
どんな作業?
文章の中の自分が大切だと思う部分に線を引いたり,キーワードだと思う言葉を丸で囲ったり,指示語に印をつけて内容を確認したり,わからない表現には?をつけたり,そういう作業をしながら読むことです。
文章に目印を付けるわけです。
目印があったほうが「探す」のに便利ですよね。
毎回テストのときに必ず,繰り返しこの作業をします。
小説文であれば,主人公や登場人物の「心情・気持ち」がわかる言葉に線を引くとか。
そうやって探しやすい状態を作ってから問題を解けば,模試レベルで5点~10点は得点力がアップします。
ずっと国語が20点台だった生徒が30台後半から40台前半の点数をコンスタントに獲れるようになった例はたくさんあります。
「読解力」をつけなさいと言われても何をすればいいかわかりません。
子どもたちには具体的に何をすればいいかを常に提示し,実践させることがとても大切なんですね。