推薦入試・公立高校前期選抜までにやってきたこととは?–2–

こんにちは!進学塾ウィル菊池教室の榊です。

前回に引き続き、推薦入試・公立高校前期選抜までに、子どもたちがやってきたこと・子どもたちに伝えてきたことを、またまたひたすらお話しようと思います。なので!是非是非、前回の榊のUP記事を見てみてくださいね!少なくとも、暇つぶしには絶対になります!!(笑)

さて。今回お話するのは、 「中学校生活でがんばってきたことは何ですか?」 という質問に対する、答える内容についてです。答える内容としての一例を挙げてみましょう。

「がんばってきたことは、部活動です。部活動ではキャプテンを任され、県大会では優勝し、南九州大会ではベスト4まで勝ち残ることができました。また、部活動以外でも、生徒会の副会長に選ばせていただき、会長をはじめ、他の生徒会メンバーとともに協力して、体育祭や文化祭などの学校行事の運営に携わることができました。」

質問に対するこの答え、どうでしょう。榊的には、0点です。

だって、ただの武勇伝じゃないですか。

武勇伝=過去談は、話している側が気持ち良くなるだけで、聴く側には何のメリットもありません。聴く側に「聴こう!」という意識がない限り、ただただ眠くなります。おそらく中高生は、この経験は豊富なはずです。朝のやつとか…(笑)

しかし、面接をしてくださっている面接官は、有難いことに、はじめから「聴こう!」という意識を持ってくださっています!!それがその日のお仕事なのだから!!!

では、どう伝えれば、面接官の「聴こう!」という意識を、さらにこちらへ向けることができるのか。

「がんばってきたこと」を話すにあたっては、「がんばってきたこと」➡「そこで学んだこと」➡「その学んだことを今後どう活かすか」という、【ストーリー】を展開させることが最も簡単で、好ましいです。【ストーリー】なら、話の中にテンポやリズムが生まれ、話す側も話しやすいですし、聴く側も聴き入れやすいです!また、過去と未来を一本の直線でつなぐことで、伝える内容に「過去から未来への流れ」が生まれるのです。

この「過去から未来への流れ」の中で、自分の“経験値”と“期待値”を、テンポよく見せることができます!

※ここでの期待値とは数学の期待値とは違い、「未来への期待度」です!(笑)

このように、ただ質問された事だけを答えるのは、面接の中では鉄板的タブーです。

聞かれたことに、プラスα、さらにプラスβしましょう。それを一本の直線で結ぶのです。

【前期選抜を控える、とある授業の中で…】面接の練習を学校でしてきた某生徒の中に、「話が長すぎる、短くしなさい」と言われた子がいます。いきなり短くするのも、話の中身を薄くしてしまう恐れがあったので、何を話したのかを聴きとると……この場合は「話を長く感じさせてしまったこと」がそもそもの問題でした。話のネタが一本の直線で繋がっておらず、一つの答えの中に散々としていたのです。これでは、聴く側もがんばって聴かなくてはいけないので、疲れるし、長く感じます。ということで、授業の中で話のネタを減らすことなく、話に「順序」「一貫性」を入れていくことを指導しました。そうすることで、話す側もテンポよく話せるので、聴く側もテンポよく聴き取れますね!(その生徒は無事、合格できました!)

前回の記事でもお話した通り、面接試験は「人と人との会話」です!しっかり相手を思いやって、話は準備しましょう!!

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