こんばんは。泗水教室から山浦です。
泗水教室に通う生徒はたいていが体操着か部活のユニフォーム,またはTシャツを着用してます。
Tシャツには様々な文字が書かれていますね。日本語だったり英語だったりスペイン語らしき言葉だったり。
英語が書かれているとついつい読んでしまいます。
たとえば,
MAKE TODAY RIDICULOUSLY AMAZING
“今日という日をばからしいくらいすばらしい日にしようぜ”
といった感じでしょうか。
なかなかPopな表現ですね。
ある生徒のTシャツの背中に書かれていた英語をホームルームで解説しました。
pain=痛み,gain=得るもの
“痛みなくして得るものなし” 何かを得るには痛みを味わうものだよ
と解説しながら,
「今の中学生にこれはピンと来ないないだろうな」と思いました。
実際,生徒たちの反応も薄いものでした。
多少のきつさ,つらさは経験しないと何事も達成できないよと言ったら理解はしてくれましたが。
極端に言えば「痛み」なく「得る」方法を追求しているのが現代です。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」なんて,今の子どもたちにとっては「そんな危険なことダメでしょ。いかに危険を回避するかが大事じゃないですか」という話ですよね。
そういえば数年前に中2の女子生徒から,
「良薬は口に苦し」の意味が分からない,と言われました。
彼女たちは生まれたときから「苦い薬」なんて飲んだことがないのです。「良い薬=飲みやすい薬」として育ってきたわけです。
そりゃわからないよな――と気づかされました。
時代とともに社会が変わり子どもたちも変わります。
子どもたちにに理解できる,受け入れられる言葉で語ること・伝えることの大切さをTシャツの文字から学ばせてもらった1週間でした。
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