泗水教室の山浦です。
サッカー日本代表のW杯出場も予断を許さない状況のようですね。
私はさほどサッカーに関心はないのですが,「サッカーの審判」について,今でもよく思い出す言葉があります。
今から20年以上前,Jリーグ発足から1,2年がたったころのことですが,当時のJリーグではゲーム中に審判と選手の間のもめごとやいさかいが多く,メディアにも取り上げられていました。そんな中,何気なく観ていた朝の情報番組での浅井慎平(写真家)氏の発言が強く心に残っています。
ダメな審判は「選手を取り締まる」ために笛を吹く。すぐれた審判は「ゲームを円滑に進行させる」ために笛を吹く。
という主旨の発言でした。
この言葉を聞いて,自分自身が塾の授業や授業外において生徒を注意したり,叱ったりするとき,「生徒を取り締まる」という意識が強かったのではないか?と気づかされました。もっと「授業(指導)を円滑に進行させる」という意識で生徒に接すれば,生徒たちとの関係性がより良好になり,教室の雰囲気もずっと良くなるだろうということにも。
それ以来,度々この言葉を思い出しながら,この生徒にはどういう声かけが有効か,あの生徒にはどんな接し方をすればモチベーションを上げられるか,などをそれまで以上に考えながら,メリハリのある指導・教室運営にあたるようになりました。
親子の関係,上司と部下の関係,部活のコーチと部員の関係など様々な人間関係においても参考になる言葉なのではないかと思っています。