視点を変える

こんにちは。泗水教室の山浦です。

甲子園の終わりとともに過ぎゆく夏を実感しますが,

夏期講習もいよいよ大詰めを迎えています。

 

子どもたちの夏の成長には目に見える成長も目に見えない成長もあります。

目に見えない成長もやがて芽を出し開花することを大いに期待しています。

 

 

ところで,昨日,図形についての解説のついでに,

生徒たちにこんな質問をしてみました。

「千円札は長方形だね。じゃあ長方形の百円玉,見たことある?」

 

 

生徒たちはみな「見たことがない」「ありえない」と言います。

 

「みんなが持ってる百円玉も十円玉も長方形だよ。」

 

「絶対ちがいますよ」「そんなの持ってません」

なかには「先生,だいじょうぶですか?」と心配してくれる(笑)生徒もいます。

 

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もちろん硬貨は真横から見れば長方形だというお話です。

 

これが学習にどれだけ役立つことかはわかりませんが,

 

「なるほど,そういうことか~!」と生徒たちが関心を示してくれたのは成功でした。

「百円玉は円柱だからか」とか,

「だから貯金箱の入れ口,長方形なんだ」などの気づきがありました。

 

視点を変えて物事を眺めてみることで人生がより豊かになるのは間違いないでしょう。

思い込みからの脱却ですね。

 

子どもたちには,この情報社会の中,

一面的に物事をとらえるのではなく

多面的に見る目を養ってほしいと思っています

 

 

 

ダルマに込めた思い

 

こんばんは。泗水教室の山浦です。

今日から夏期講習終盤戦のスタートとなりました

8/7~8/10の夢実現合宿を大きな成果とともに無事に終えることができました。

 

 

ウィルでは毎年,この時期に受験生にダルマを手渡します。

 

合格祈願なのですが,そこにはもう1つの大切な意味があります。

 

生徒たちはダルマの背中に自分の目標を記します。「〇〇高校絶対合格」のように。

次にダルマに左目を入れます。(もちろん合格後に右目を入れます。)

 

さらに,自分のダルマにできるだけ多くの人から,自分への応援メッセージを書いてもらいます。

ここがミソなのですが,相手に応援メッセージを書いてもらうには,自分も相手に応援メッセージを書いてあげること(いや,書かせてもらうこと)が必要になりますね

合宿中の場合には,自分の教室・他の教室・他の塾の生徒たちから,高校生の先輩たちから,ウィルの先生たちからメッセージをもらい,お返しに自分の教室・他の教室・他の塾の生徒たちへのエールを,相手のダルマに書き入れます。

 

「おたがいにがんばろう!」「自分を信じて突き進め」「きついときも笑って!」「今を大切に」「努力は必ず実るよ」「最後は?だよ!」

 

あっという間にダルマは応援メッセージで埋め尽くされます自分のダルマもまわりの人のダルマたちも

 

夢の実現には応援者が欠かせません。それは家族であったり,友だちであったり,恋人であったり,仕事で知り合った人であったり,夢の実現の途上で出会った人であったり,さまざまでしょう。

 

応援者を増やすには自らが多くの人を応援することです

それは「見返り」を期待する打算的なものではなく,純粋な「共感」に発する応援です。

 

今年も,ピュアな子どもたちが応援メッセージを書くときのうれしそうな笑顔に,心が洗われる思いでした。

 

他人を応援する気持ち。もしかすると歳を重ねるごとに失われていきかねない気持ちかもしれません。

子どもたちには「ダルマに込めた思い」をいつまでも忘れずにいてほしいと思います。

 

 

 

 

 

小さな成功が

こんばんは。泗水教室の山浦です。

夏期講習真っ盛りです。

 

どんな子も「意欲」を持って塾に来ます。大小の差はあっても。

「意欲」を「形」にしたい。

と思っても「そのやり方がわからない」というのが,多くの生徒の実情だと言えます。

 

私たちは「形」にするために様々な働きかけをします。

 

そのなかでも,もっともシンプルで有効な方法が,毎回の「小テスト」で達成感を味わってもらうことだと思います。

「小さな成功体験」の積み重ねが「大きな成功」につながります。

逆に言えば,小さな成功なしに大きな成功に至ることはありえない,ということですね。

 

 

しかし,とくに塾に慣れていない子は,最初は小テストを軽視しがちでもあります。

 

「小テストで満点あるいはそれに近い点数が取れずに,本番のテストで満足な点数が取れるはずがない。小テストの勉強に時間とエネルギーを注いだぶんだけ本番の好結果に結びつくんだよ」とかんでふくめて教えてあげる必要があります。

そして,とくに苦手科目で高得点を取った生徒は思いっきりほめて,喜んであげるようにしています。

そうすると徐々に教室全体の小テストへの取り組みが熱くなっていくんですね。

こちらも手ごたえを感じます。

 

 

昨日これを身につけたから今日これができる。今日これを身につけたから明日はこれが解けるはずだ。

日々の成長・進歩を実感してほしいですね。

小さな達成感が新たな意欲を生み,意欲が新たな達成感を生む,という好循環が生まれれば成績向上まちがいなし。

人生においてもこの体験はかけがえのないものになるはずです。

 

子どもたちを「小さな成功体験」に導くために,今後さらに働きかけを行っていこうと思います。

 

 

夏の健康管理

こんばんは。泗水教室の山浦です。

夏ですね。

熊本で迎える30数回目の夏になるのですが,いっこうに慣れないのはなぜでしょうか(笑)。

 

不肖,山浦は10数年前に夏風邪をわずらったことがあります。まさに,不覚にもです。

とにかく治りにくいんですよね。

苦労しました。まわりに迷惑もかけました。

 

それ以来,夏風邪だけにはかからないように細心の注意を払っています。

 

夏期講習中の欠席連絡のなかに,夏風邪と思われるものもありました。

寝苦しい夜も続きますが,エアコンのタイマーを利用するなどして,家での冷房のつけすぎには十分注意してほしいと思います。

 

子どもたちにとって,私たちの教室の温度の管理はとても大切です。

エアコンの設定は極力26度に保つよう心がけています。

自転車で教室に来る生徒たちは入室するなり「先生,あっついです!冷房下げて下さい!」

 

しかし汗をかいたまま低い温度のクーラーで体を冷やすのは風邪の大きな原因の1つです。

汗を拭いてから徐々に室温に慣れていくのがベストです。

 

多少暑くても病気にはなりませんから。

 

それから空気清浄機の加湿作用も大事ですね。

 

乾燥すれば夏でもウィルスは繁殖しやすくなります。適度な冷房と加湿の併用が有効です。

 

教室内での生徒の健康管理に留意しながら,最善の学習環境を提供し,子どもたちに最高の「夏期」を体験してもらいたいと思っています。

 

 

人間は9タイプ

こんにちは。泗水教室の山浦です。

「人間は9タイプ」。昨年の9月に発刊された本です。著者は「ビリギャル」で有名になった坪田信貴先生。

「ビリギャル」は学年ビリだった女子高生が慶応大学に合格したという実話に基づいたストーリーですが,坪田先生が,人間は大きく9タイプに分かれることを知り,日々の指導に生かしたことも,ビリギャルの偏差値を飛躍的に向上させるうえで非常に大きかったようです。

9タイプとは,①完璧主義者タイプ ②献身家タイプ ③達成者タイプ ④芸術家タイプ ⑤研究者タイプ ⑥堅実家タイプ ⑦楽天家タイプ ⑧統率者タイプ ⑨調停者タイプ の9つのタイプ(性質)のことです。

当然ながらどのタイプにも長所と短所があります。

この本の最大の目的は「親御さん」が「わが子」のタイプを知って接することのメリット・大切さを伝えることです。タイプ別の「伸ばし方」の説明書なのです

 

たとえば,「勉強すれば,それが必ずあなたのためになるのよ。」は,正論でしょう。親御さんはわが子を思ってそういうのです。でも,そう言われるとやる気がでないというタイプの子もいるんですね(笑)。

難しいですね。

世に心理学基づいた子育て本は多々あると思いますが,「伸ばし方」「伸ばすための接し方」 に焦点を当てた本は数少ないと思います。

 

お子さんがどのタイプなのかは,90の質問に答えてもらい採点することでわかるようになっています。

泗水教室では今年も,この本を使って生徒たちの「タイプ」を把握させていただきました。

指導者として「教え子」たちの「伸ばし方」の参考にしたいと思います。

ただウィルの場合,伸ばすのは単に成績だけではありません。成績を上げて志望校に合格させるだけなら,この本をわざわざ活用する必要はないとい思います。

 

子どもたちの将来の夢の実現に向けてモチベーションを高め,人間力を向上させるために「9タイプ」を大いなる参考にしていきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生活リズム、変えてみる?

こんばんは!進学塾ウィル菊池教室の榊です。

今日は、家庭での勉強時間中に眠くなりがちだったMくんと

私とのやり取りをちょっと紹介します。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

榊:「どう?最近。夜、家で勉強してて眠くなったりしてない?」

M:「めっちゃ眠いっス・・・」

榊:「あらら・・・(笑)」

ここで、Mくんの1日のおおよその流れを聴き出します。

比較できるように、平日と休日。

↑聴き出しているときの様子(笑)

字が雑ですみません(笑)

 

榊:「ん~・・・たぶん、お風呂かな。」

M:「・・・?」

榊:「お風呂→ご飯→寝るって流れを小さい頃から続けてた?」

M:「はい。だいたい。」

榊:「お風呂が、今日は終わり!お疲れ様でした!って信号を脳に出してるかもね。」

M:「あ(笑)・・・(納得気味)」

榊:「お風呂はMにとって、1日の終わりの合図かもしれないね!」

 

ということで、

Mくんの明日からのお風呂タイムは、

やるべきことを済ませた、寝る前になりました(笑)

 

眠気のトリガーとなる行動を、1日の一番最後に回しただけですが、

けっこう効果はあると思います!

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

健康第一の範囲内であれば、

生活リズムを変えることも是だと、私は考えています。

 

どの行動が、どの行動にリンクしているのか、

見つけることも楽しいので、やってみてくださいね!

 

学習とは

こんばんは。泗水教室の山浦です。

私たちは毎日の生活,人生の中でさまざまなことを学習します。

子どもたちにとっての勉強もその1つですね。

 

ここで文学部出身らしいことを言うと(笑)「学ぶ」は「真似(まね)ぶ」なんですね。そして「習う」は「倣(なら)う」なのです

つまり古来から「学習」とは先人の真似,模倣をすることだったのです。

 

もちろん現在においてもこの事情は変わっていません。

先輩の社員から何かを教わって「学ぶ」とは,その先輩と同じことができるようになることを意味します。

水泳を「習う」とは泳げる人の真似をすることです。

 

子どもたちにとっての「学習」も同じだと言えます。

教える人の真似,模倣をすること,つまり自分の言葉で説明し,他人に教えられる状態になることが,「学習」の到達点なのです。

 

実際,私も塾で教えるようになってから「学習」した教科内容はありすぎるほどあります。

「学習」とは受け身ではなく,能動的な実践です

ウィルでは生徒どうしの「教え合い」などの能動的な実践「アクティブ・ラーニング」を適宜指導の中に取り入れながら生徒一人ひとりの理解の定着を図っているところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

願い事が叶う、願い事の書き方

こんばんは!進学塾ウィル菊池教室の榊です。

今日は7月7日、七夕です!

 

七夕と言えば、願い事を書く短冊ですが、みなさんは願い事をどのように書いていますか?

「志望校に合格できますように!」

「テストでいい点が取れますように!」

「彼女ができますように!」(笑)

…などなど、

「〇〇になりますように」「〇〇できますように」という形で書いているのではないでしょうか?

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

七夕の今宵は、「願い事が叶う、願い事の書き方」を、こっそり紹介します!

それは実に簡単です。先ほどの願い事を、このように変えるだけです…

「志望校に合格している!」

「テストでいい点を取っている!」

「彼女をつくっている!」(笑)(笑)

 

…【願い事】をどう変えたか、分かりましたか?

未来をイメージした【宣言】に変える!ただそれだけです!

これだけで【願い事】の実現にかなり近づきます!

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

もっと確実に叶えるための、プラスαとして、

【宣言化された願い事】に具体的な「期限」を設けてみましょう!

 

「テストでいい点がとれますように!」

「3か月後、共通テストで200点以上取っている!」

 

さらに、これを周りの人に共有してもらえば、その効力はMAXになります!

進学塾ウィルに通う子どもたちなら、これが何を指しているか分かるでしょう!(笑)

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

秘めた【願い事】を、どんどんいろんな人に【宣言】してしまえば、

そのための行動を起こさずにはいられません!

「こうなればいいなぁ~」が「こうならなければならない!」に変わっていくわけです。

 

願いを叶えるために、まずは夜空の彦星と織姫に、宣言してみましょう!

願いを叶えるのは、輝く星たちではありません。自分自身です!

 

質問上手な高校生

こんばんは!進学塾ウィル菊池教室の榊です。

今週から高校生は期末考査がスタートしました。

高校生は時間と残席の許す限り、テスト対策のために毎日通塾中です。

こんなに笑ってはいますが、2人ともテスト期間の真っ只中。

そのうち口から煙を出しそうなくらい、頑張ってくれています(笑)

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

そんな高校生たちを指導していて思うことは、

「質問の仕方」が小中学生とは一味違うということです。

「何が分からないか」「どう考えるべきか」をピンポイントで攻めてきます。

・・・まるで指導者に挑戦状をたたきつけるが如く(笑)

今後、どんな質問が飛んでくるのか、実に楽しみです!

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

しかし、質問上手な高校生も、まだまだ知らないことだらけです。

自分たちがいずれ受ける大学入試に関しても、

「この大学を受けたい!でも大学入試って何するの?」

・・・という具合です(笑)

指導の中で進路に必要な情報や事実はどんどん提示していくので、

望む進路についても、質問上手な高校生になってほしいところです!

 

熱中

こんばんは。泗水教室の山浦です。

今年も西日本の8月は「猛暑」が予想されているようです。

熱中症対策は欠かせませんね

こまめな水分補給,適度な塩分補給,快適な睡眠環境を整えるなどの基本対策は,屋外やエアコンのない屋内でスポーツをする子どもたちにとっては特に大切なことです。

私も夏は水を1日2リットル程度は飲んでいますし,塩あめを常備して予防に取り組んでいます。

 

 

ところで,いまや「熱中」と聞いてまっさきに連想されるのは「熱中症」ではないでしょうか。

TVドラマ「熱中時代」――ちょっと古いですか?(笑)いちおう水谷豊が主演でした――で青春時代を過ごした私としては「熱中」がマイナスの意味に使われているようでちょっと残念な気もします。

 

「熱中」と「集中」は似た言葉ですが大きな違いもありますね。集中するのはそれが好きか嫌いかには直接関係しませんが,熱中は好きなものに対してしかできません

子どもたちが熱中するものと言えば,ゲーム,マンガ,レジャーなど,やはり娯楽系のものが思い浮かびます。

勉強に集中することはあっても,勉強に熱中することはなかなかないことかもしれません。

ただ,勉強は今よりもどんどん好きになることはできます。好きになればなるほど「熱中」に近づくことはできるはずです。そこを目指した指導を行ないたいと思います。

私自身,高校時代に好きな英語や歴史を勉強していて気がついたらあっという間に5時間たっていたという経験があります。熱中していたのだと思います。

「いかにして勉強に熱中させられるか」を泗水教室のこの「夏」のテーマに掲げ,試行錯誤していきたいと思っています。